トップ > 皆既日食体験記 > 2017年8月21日(マドラス) > 入国審査と再度のセキュリティチェック後ポートランドへ

「2017年8月21日(マドラス)」 の各項目の詳細ページ

入国審査と再度のセキュリティチェック後ポートランドへ

2017年8月現在,アメリカへ飛行機で行く場合は,乗り継ぎ便がある場合でも,最初に到着した空港(今回の場合はサンフランシスコ)で入国審査を受けて一旦,荷物を受け取り,税関を通る必要があります.ツアーでは,飛行機を降りたところで一旦,集合し,入国審査などの説明を受けた後,入国審査,荷物の受け取り,税関を通過してから国内線乗換(今回の場合はサンフランシスコからポートランド)へと進むことになります.ただし,最近では,特に多人数でのツアーの場合では団体での集合ができないこともあるそうです.その場合は,荷物受取所での集合となる,ということでした.

幸い,私たちのグループの場合は,飛行機を降りたところでの集合ができました.入国審査の際の英語での問答が不安だったのですが,添乗員さんから入国審査についての説明を受けると不安が吹き飛びました.

入国審査の窓口の方は黒人の方でした.最初ににっこりとしてくださり,緊張がほぐれます.英語もゆっくりと,日本人の私たちにも聴き取りやすいように話してくださり,返答に時間がかかると日本語でも繰り返してくださいます.こうしてスムーズに入国審査を通過.全員が集合したら次は荷物受取所へ向かいます.

荷物受取所に着くと,すでに荷物はベルトコンベアーから降ろしてあり,私たちの分がまとめてありました.その荷物を受け取って税関へ,そして再度,荷物を預けます.ここまではいたってスムーズ.でも,個人で旅行される方や最終目的地で現地係員と合流するツアーの場合,Connecting Flights の案内に従って進むべきところを,間違って他のゲートへ行ってしまわれる方がおられるそうです.英語の表記に慣れていないと,日本でよく見かける表記が出てきた段階で安心してしまうことから起こるミスなのでしょう.ここは要注意です.

次は再度,セキュリティチェック.今度は靴も脱がないといけないのです.基本的に成田空港と同じようにしたはずなのですが,ブザー.ベルトを外していなかった.再度,チェックを受けるとまたブザー.ポケットの中の財布を出したつもりが,出したのはハンカチのみで,財布が残っていたようです.小銭が漏れてポケット内に残っていてもセキュリティチェックで引っかかる可能性もあるので,要注意です.再度,やり直し.今度は通過できると思いきや,ゲートの中でしばらく静止するように指示を受けました.規定の3秒間がまだ経っていなかったようです.指示があるまで静止したままにせよ,と言われます.ゲートを出ると,手を上げたままにするように指示され,衣服の下に本当に何もないか,細かくチェックされました.どうも,2回もブザーを鳴らした上で,ゲートを3秒未満で通過てしまったせいで,怪しいと疑われてしまったのかもしれません.こういうときって,3秒間はとても長く感じるのですよね.余計な疑いをかけられないように,セキュリティチェックのゲートでは,ちゃんと3つ数えることが大切です.

セキュリティチェックが終わり,全員がそろうと,添乗員さんに搭乗口の場所を案内してもらい,そこで一旦,解散.次は搭乗受付の3時55分に再集合となりました.その際,搭乗口が変更になっていないか,電光掲示盤でも確認するように,とのことです.なるほど,こうすれば私が成田でやってしまったような,搭乗口と座席番号を間違えるようなミスは防げます.

こうして,私たちは最初の宿泊地となるポートランドへ向けて出発することできました.ポートランドのホテルは,ユニバーシティプレイスホテルアンドカンファレンスセンター.ポートランド全体もそうですが,その中でも落ち着いた雰囲気のところにあり,長旅の疲れも癒されそうです.いよいよ,明日は皆既日食.観測地のマドラスに向けて出発です.