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セーラム☆個人旅行で皆既日食観測の遠征先としても注目

セーラムで見られた皆既日食を撮影された方が,

セーラム皆既日食

の動画をアップされていました.ダイヤモンドリングの輝きが見事です!

個人旅行の場合は,まず,セーラムのホテルを確保.皆既日食の皆既帯の中心に近いだけあって,ほとんどが満室状態ですが,時折,キャンセルで空きがでることがありました.また,直前になって新たにネットで募集を始めたりするところがあるかもしれないことから,頻繁にチェックした人も多かったようです.
ホテルの検索と予約
(「都市、空港、駅、観光スポットからホテルを検索」の下にあるテキストボックスに「セーラム」と入力し,表示されるリストの一番上の「セーラム,オレゴン州,アメリカ合衆国」を選択)

このような場合,ホテルの予約の際に注意すべきことは,ホテルの場所が「セーラムまたはその近郊」となっていても,かなり離れたところになることがあります.他の旅行会社のサイトで私が見つけた中にはポートランドの近くのものまであり,皆既帯の外でした.このようなことがあるかもしれませんので,本当に皆既帯に入っているかどうか,よく調べてから予約するなどの注意が必要でした.
2017年アメリカ横断皆既日食の皆既帯

ホテルを予約したら,次は航空券の手配です.
航空券の検索と予約
(「目的地」の下のテキストボックスに「ポートランド」と入力し,「ポートランド,オレゴン州,アメリカ合衆国(PDX-ポートランド国際空港)」を選択.)
日本からポートランドへは直行便が運行されていますので,ポートランドまでの往復を予約しておくと良いでしょう.この場合,できれば8/19午後,遅くとも8/20の午前中の早い時間にはポートランドに着いておくことが必要です.その理由は,ポートランドからセーラムへのアクセスにあります.日本と違って,列車の遅れや運休もよくあると考えておくほうがいいのです.バスも満員で乗れない可能性もあり,早めにセーラムへ入るようにしなければなりませんでした.

列車の場合は,アムトラックが運行しています.これも予約制ですので,早めに予約が必要でした.
アムトラックのHP
(入力方法は,こちら に実際の画面を使って日本語で解説したサイトもあるので,参考にするとよいでしょう.)
このサイトには,列車だけではなくバスの時刻も載っていますが,意外と本数が少ないので要注意でした.忘れてはいけないのが,帰りのことです.皆既日食が終わったら,セイラムからポートランドへ,同じように列車かバスで戻ります.

もし,日程の余裕があるのなら,ポートランドで2泊ほどしてから帰国するようにスケジュールを組んでおけば,ちょっとした不測の事態が生じてもあわてなくてすみます.時間が余ったら,アメリカで住みたい町のナンバーワンであるポートランドの散策もよいでしょうし,せっかくだからもし可能なら,セントヘレンズ火山の見学などもよいでしょう.

セーラムへ行くのに,シアトルへ着いてアムトラックでアクセスするという旅程も可能ですが,今回はおすすめしませんでした.平時の旅行なら突然の運休などで旅程変更を余儀なくされるのも許容範囲としても,今回はあくまでも皆既日食の観測が最優先ですので,とにかく皆既日食の時間に確実に皆既帯内へ入れることが最優先です.そのため,可能な限りポートランド発着便を予約することを推奨しました.

以上のように,個人でセーラムでの観測を考えた場合,一苦労は避けられませんでしたが,旅費はかなり抑えることができますし,うまくいけばアムトラックでの旅行経験など話のネタにも尽きません.うまく予約できて実行できた人はきっと,一生の思い出となる旅行になったことでしょう.