「パンフレット類」 の各項目の詳細ページ
- パンフレット類の有効活用
- ビクセン日食グラスに付属の日食観察ガイドブック
- 2009/7/22 欠ける太陽を見よう!皆既日食
ビクセン日食グラスに付属の日食観察ガイドブック
天体観測に関しては全くの初心者でも無理なく日食観察ができるようにさまざまな配慮がなされています.使い方としては,いろいろあるでしょうが,親子で以下のように使ってみてはいいのではないでしょうか?
日食グラス使用のリハーサル
最初に「日食観察のやり方」と題して,日食グラスを入手した際に,まず太陽を見てみることを推奨しています.
日食観察では,当日までのリハーサルが必要ですが,その最適なタイミングは,入手直後だということです.
特筆すべき点は,日食グラスの持ち方や目の安全のための注意がわかりやすくまとめられています.
日食が起こる仕組みを理解するために
日食が起こる仕組みを理解するために,後ろのものを手前のものが隠す現象を日常生活の例を題材にして図入りで説明しています.
この方法は,月や地球の軌道の説明から入るよりなじみやすいと思います.
月が起こす現象を理解するために
次に,日食の時は太陽(後ろのもの)を隠すのが月(手前のもの)であることを理解するために,満月と新月(部分日食の途中)の写真を並べて説明しています.
宇宙的規模で起こる日食という現象の本質がすばやく簡単に理解できるでしょう.
太陽の前を通り過ぎていく月
日食とは新月が太陽の前を通り過ぎていく現象であることを理解できれば,その観察のポイント,さまざまな日食(皆既日食,金環日食,部分日食)の説明へと続きます.
自然現象を観察するだけではなく,記録を残すことの重要性と,モデルで理解することの有用性が容易に理解できるように配慮されています.
皆既日食を理解する
最後に2009年7月22日の皆既日食について,各地の最大食分,日食開始時刻,日食終了時刻を挙げるとともに,皆既日食についての考察を加えていますので,日食という現象を宇宙規模で理解できることでしょう.
科学的な思考の礎に
ビクセン日食グラスに付属の「日食グラス取扱説明書:太陽(日食)観察ガイドブック」は,子供たちへの教育的配慮も隅々まで行き届いており,自然科学への興味がそそられることと思います.