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日食撮影用カメラ

じっくりと皆既日食の観察を楽しみながらも,感動の瞬間は記録として残しておきたいもの. 楽しむ時間がなくなるほどの欲張りすぎはよくないけど,撮影計画をしっかりと立ててチャレンジするだけの価値はあると思います.下記以外にも,最近流行のこだわり色満載のカメラで撮ってみるのもおもしろいかもしれません.

意外と便利なコンパクトデジカメ

コンパクトデジカメの魅力はなんといっても,軽量,簡単操作,機動性の良さです.

皆既日食の時は,前後の部分食も含めて観測者は程度の差こそあれ,興奮状態に陥ります.その緊張の中で手軽に撮影できるのがコンパクトデジカメの魅力ではないでしょうか?

やはり魅力はレンズ交換式一眼レフ

コロナ,ダイヤモンドリングなどの皆既日食ならではの写真撮影には,レンズ交換式一眼レフが欲しいところです.

望遠レンズまたは望遠鏡などの光学系と組み合わせて,しっかりした架台(三脚)で撮影すれば迫力ある写真を取ることも可能です.

比較的ボディが小型の機種を選べば,コンパクトデジカメのような撮影方法も可能です.

注意:皆既中以外は,目を焼いたりする事故防止のために,特殊な減光方法が必要となります.

望遠鏡との併用(直焦点)で迫力ある日食写真

望遠鏡にカメラのボディを取り付けて撮影する直焦点撮影法が最も簡単です.コロナの全体像を捉えるならば500mm程度,内部コロナやプロミネンスの撮影には1000mm程度の焦点距離になるように光学系を選択すればよいでしょう.

ポイントは,ブレのない架台を選択すること,できれば赤道儀がよいでしょう.

注意:皆既前後の部分食中は,専用の減光方法を使うなどして,目を焼く事故などがないように充分に注意しましょう.

スマートフォンやケータイのカメラでどこまで撮れる?

スマートフォンやカメラ付ケータイも工夫次第では立派な日食撮影機器になります.最近では,タブレット端末も利用価値があるでしょう.迫力ある写真などは無理かもしれませんが,うまく行けば,本影錐なども撮れるかもしれません.最大のメリットは,運搬時のスペースや重量の問題はないにもかかわらず,手軽に撮影できるので,重宝すると思います.

着々と近づく皆既日食を前にした周りの風景の変化等,思いついた時にすぐ撮影.すぐに写メールやブログへの投稿.こんな芸当が可能かもしれません.注意すべきことは,海外で使用する場合は,電波状態,電源,その他の制約など,現地で利用可能かどうかを事前に充分にチェックしておきましょう.

「日食撮影用カメラ」のまとめ

撮影対象で異なるカメラグッズ.あまり欲張らずにテーマを絞り込んで必要なグッズを用意し,事前に撮影のリハーサルを充分に行っておくことがポイントです.