2019南米等
2019年7月2日の南米皆既日食ツアーの発表が日本旅行,阪急交通社,その他各社からありました.
日本旅行☆日食セミナー・観測地の下見と可動性の確保・充実の観光・スイートルーム3連泊などの魅力満載)
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皆既中心線に近いラ・イゲラ近郊に観測地を確保.ラ・イゲラも今回の皆既帯の中でも晴天率が高い地域の一つですが,さらに不測の天候不良に備えて臨機応変に場所移動できる「日食ハンティングバス」の待機など,きめ細かい配慮がまた魅力的でした.
阪急交通社☆観光も豪華な魅力の6コース(全コース日食セミナー付)
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チリのコースでは,ビクーニャのホテルの屋上から皆既日食を観測するツアーです.今回の皆既日食の特徴として期待されている,同時に多彩なテーマでの観測が可能となることからも注目されました.
アルゼンチンのコースでは,広く西が見渡せる高原地帯や高台が選定されています.金色のコロナをまとった太陽が西の地平線に近づくとき,どんな光景が見られたのでしょうか?
申し込みは先着順でした.
JTB☆ラ・セレナで皆既日食観測+南米3カ国周遊9日間
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南米の魅力的な観光地をめぐりながら,南米大陸西海岸の都市,チリのラ・セレナで皆既日食観測というクライマックスを迎える旅.キャッチフレーズは「その壮大な物語の主役はあなたです!!」
申し込みは先着順でした.
2年ぶりとなる皆既日食は,2019年7月2日.南太平洋上で始まり,夕方近くになって南米大陸に上陸するまで,オエノ島などの小さな島以外は,ひたすら海上を東進しました.そして,南米大陸に上陸後は,ラ・セレナ(チリ),リオ・クアルト(アルゼンチン)などの都市を通り,ブエノスアイレスの南東の陸上で日没を迎えました.
日の出直後に皆既日食が見られるのはニュージーランドの北東海上の南太平洋.水平線上の欠けた太陽,皆既に近づくにつれ色彩が変化する空と水平線の共演にも期待してしまいます.近くにはトンガタプー島やタヒチ島があり,洋上観測や機上観測のツアーが発表されるかどうか注目したものの,広く公募されたツアーは,ピースボートの洋上観測ツアーだけでした.
最大食が過ぎ,イースター島北東海域は中緯度高圧帯に位置し,年中,無風に近い状態で,海流も弱い領域が拡がり,船による洋上観測でも地上観測に近い条件で観測できるため,ピトケアン諸島沖とともに洋上観測ツアーでも注目されました.
実際,JG株式会社ジャパングレイスが企画する PEACE BOAT CRUISE では,ピトケアン諸島沖での船上からの皆既日食観測クルーズが発表され,詳細は下記から資料請求できました.同社は他にも魅力的なクルーズで実績があり,今後も皆既日食ツアーを企画していただけるよう,期待したいところです.
夕刻に皆既日食が見られる南米大陸西海岸のチリのラ・セレナ近郊も晴天率が高く,各国の天文台が多く集まる場所でもあります.高台やホテルの屋上や上層階が観測地として開放されれば,太平洋上で西に傾いた黒い太陽のすばらしい壮観が望めることでしょう.少し内陸に入ったエル・モジェやビクーニャも含めて,ラ・セレナ近郊のラ・フロリダ空港(LSC)にも近いことから,個人旅行,ツアーとも最も注目を集めるものと予想され,関心が集中しました.
☆1月23日(水)10時発売開始
- コース番号 20170-691 皆既日食観測6日間弾丸ツアー☆日食観測セミナー付
- コース番号 21175-691 皆既日食観測とアタカマ滞在,アルマ望遠鏡見学などもある豪華な10日間☆日食観測セミナー付
アンデス地方の高原で観測

ラ・セレナ近郊以外では,空港からのアクセスが良好な皆既帯内の都市には,リオ・クアルト,フニンなどがあり,限界線上ではサンファン,ビア・ドロレスなどの都市があります.日没直前の黒い太陽を見たい場合は,ブエノスアイレス近郊のロボスが皆既の中心線上にあり,実際に観測・撮影された方がいらっしゃるか,注目です.
アンデス山脈の絶景を背景に皆既日食を観察したいとなると,内陸部で観察することになります.ただ,注意しなければならないことは,やはり天候です.天候といえば,晴天率や雲量に目を奪われがちですが,最も重要な点は,皆既の時間帯(第2接触から第3接触)に太陽の位置に雲がない,ということです.まず,ここをしっかりと押さえることが重要ですね.2019年の皆既日食は,低い高度で起こる現象ですから,天頂付近は晴れていても,太陽に雲がかかる可能性が高い地点もあるのが気がかりでした.たとえば,山岳地帯では大気の流れによっては山並みに雲が出やすくなる場所があります.このような場合,下見旅行を行うなら,前年の同時期に一定期間滞在し,雲の流れを実際に目で確かめることが重要であったことでしょう.
アンデス山脈を越えた後は,皆既帯はパンパという大平原地帯を進みます.晴天率は西海岸や高原地帯と比較して見劣りしますが,空港があるリオ・クアルト,フニンなどの都市またはその近郊で西に開けた観測地が確保できれば,穀物栽培や牧畜などの社会環境とマッチした風景に皆既日食の色彩が加わった美しい光景が観察できたことでしょう.
「コロナをまとった黒い太陽の日没」,「沈む天空のダイヤ」などのテーマで観察・撮影をしたのなら,ロボスとその近郊も注目です.首都のブエノスアイレスは皆既帯の外にありますが,当日の夕刻までに皆既帯内に移動できればよいわけですから,空港や宿泊施設も多いことからアクセスがしやすかったと思われます.
実際,'アナハタ ラボさん' が YouTube に投稿してくださった作品では,ロボス近郊の日没直前の皆既日食の絶景が見事に映し出されています.
南米家族旅行④ アルゼンチン皆既日食編
地平線ギリギリの皆既日食. 最初は雲に覆われていて,雨も降ってきて,ほぼあきらめかけていたその瞬間.雲の間から姿を見せたのはコロナをまとった黒い太陽でした. 日食ファンの中でもほとんどだれも見たことのない,地平線ぎりぎりの皆既日食ならではの絶景.その幻想的な光景にくぎ付けになり,感動の頂点に達したその瞬間,地平線付近の色彩の変化が突如,加速.そして,日没直前のダイヤモンドリングの壮観の瞬間です.
貴重な映像として後世に語り継がれることでしょう!
2年ぶりとなる南太平洋・南米皆既日食は,洋上,機上,陸上など多くの観測形態が考えられ,同じ皆既日食であっても,場所によって非常に異なった景観となることが予測されました.あなたなら,どんなテーマで観測したかったですか?